post script
*稚き子…(いとけなき)幼い子。
*いらへず…答えず
*かた…場所
*ゆかし…聞きたい
*憂くはなしや…辛くはないか
*なおとく…もっと早く
*さうなし…容易い
*こころもとなし…気がかり
*いまいまし…不吉
■後書■
今回のテーマは音楽でした。
……が、全くテーマに沿えていないので、リベンジしたいと思います。
今回はですね、古典に近づけようと努力を注いでしまって
そっちに神経が行ってしまいました(苦笑)。
ちなみに、書きながら、古語を探していたら、面白い翻訳サイトに出会い、試しに最初の方の文章をその翻訳サイトにかけてみたところ
手を引かれて、縁側へと座る。
「もう泣き止みき?」
翔は俯く智を覗き込みならばが尋ねき。
「何故、此処に?」
翔の質問にはいらへず、未だ泣きながら尋ぬる智に翔は苦笑す。
「げに稚児みたいだなる、智は。智が呼びたると思ひしかばとみに来たんなりよ」
「何故、翔は我のことを何にてもわかりぬるぞ?」
「智と心が繋がりたりって証拠なりよ」
と翔は優しく笑ひき。
「智は、今にても櫻が大好きなりかし」
「翔が……我を救ひてくれしかたなれば」
「久しぶりに智の竜笛がゆかしな」
……あぁ、わからない(爆)
でも、ちょっと面白いから今度この翻訳サイトで丸々一本小説書いてみようかな(笑)。
今回はですね、音楽のセッションに託けまして、心のつながりをメインにお届けしようと思ったんですよ。智と翔の繋がり、そして、智を思う慎吾の心。慎吾を慕う康哲の想い、と。
もうすぐ、ニャンコ朝幸との出会いがあります。
出会い編として独立して書こうかとも思ったんですが、話の流れに沿って、このまま出会いのシーンを書いていきたいなぁと。