++NO.17++

昨日また休んでいた良知君も出勤し、やっと全員そろった店内。やっぱり良知君がいるといないじゃお店の雰囲気が全然違う。なんか…キラキラしてるんだよね。
「そういえば…店長体調良うなったん?」
治樹君に尋ねられ、良知君は苦笑して答える。
「いや、良くなったっていうか…仕事してないと落ち着かないし…それに、心配だしね」
「ふ〜ん、店長って責任感強いね〜」
島田が感心しながら言うと、
「あとさ、休んでると石田が通い詰めそうで怖い」
と良知君が笑う。
「えー!!!俺、ちゃんと看病したじゃん!!!」
叫ぶ友一君。
「え…お前、ホントに行ったの?」
島田が驚いてたずねる。
「もちろん!!ちゃんとさ、お粥作ったし、後片付けもしたし、掃除洗濯までしちゃったよ、俺」
得意げな友一君に
「…石田、掃除とかする時歌いながらするんだよ」
それが、結構大声なんだよね…
苦笑する良知君に向かって
「そりゃ、休めないよな…」
と、心から同情してる感じの島田と治樹君。
「ひどいよ!!俺、すげー親身になって看病したのにさぁ」
「はいはい、わかった」
そういうと、良知君は僕らに向かって言った。
「そうそう、支配人から伝言。今日はここ「Sorire」の3周年記念日なので、今日売上トップの人にはボーナスがでるんだって。だから皆頑張るように」
「ボーナスってどのくらいなのかな?」
尋ねた僕に一哉君が教えてくれた。
「前に治樹が貰った時、余裕で車買えるわぁ言うてたから…」
「車!?余裕で買えちゃうの??」
「そ、せやからこの日は皆必死やモン」
幸人君も頑張ってなぁ。
と笑う一哉君。
そうなのか…それってそれって…お菓子飽きるほど買えちゃうよね…
「よし!頑張る!!」
意気込んだ僕は颯爽と仕事に向かった。

*******『いらっしゃいませ』*********



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今回、特別回です(笑)。上の「いらっしゃいませ」をクリックしてみて下さいねv

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